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雑記ブログです

Freewheeling

前回のポストから、一年以上あっと言う間にあいてしまっていました💦💦

 

今日は英語のトピック。本日のWall Street Journalより。

 

Musk Bets Twitter Users Will Like a More Freewheeling Platform

 

まさか本当にTwitterがマスク氏に買収されるとは思わなかった人も多いのではないでしょうか。特に、現実主義な人から見れば、ますます信憑性もなかったのではないかと。

 

なんにせよ、今日はこのヘッドラインにある"Freesheeling"について。記事を読まなくても、日本語含めて様々なニュースが報じられているのでタイトルだけでFreewheelingの意味合いは感じ取れるのではないでしょうか。そもそもマスク氏がTwitterを買収することで言論の自由を確保するため、なんて言われていますね。つまり、wheel(車輪)がfree(自由に)稼働している(+ing)ことを想起させる形容詞なわけです。語源としては最初期の自転車がペダルをつかわなくても車輪が転がり続けるような状況(坂道を下がっていく状況)を表現するところからうまれたと言われています

 

Twitterが誕生した頃には想像も付きませんでしたが、今朝の日経新聞にも記載されていた通り、アラブの春東日本大震災でのメッセージプラットフォームとして社会に与える影響が多大になってきました。一方で各種フェイクニュースへの対応など、社会的責任のある企業としてTwitter社が対応しなければいけない法規制も徐々に整備されてきたわけです。話題になったところでいえば、トランプ前大統領のアカウント停止に見られるように過激な発言やフェイクニュースになりかねない情報がcontent moderationという大義のもとで締め出されてきたいわけで、マスク氏の主張はTwitter社を買収することで言論の自由を取り戻すのだ、ということになるのでしょう。

 

Freewheelingという言葉は、先程の語源の部分で触れたとおり「惰性で走る」ことから、「規制や行動によって起こる結果に対して気しない=自由奔放な」という表現になります。ですので、Freewheeling Platformという表現は「(各国政府が規制だ何だとうるさいけれど、そんなことは気にせずに個人が)自由に発言できるプラットフォーム」という意味合いになるわけですね。

 

さて、これらを踏まえた上で"Freewheeling(またはFree-wheeling)"をビジネスの場で使うことはあるのでしょうか?実は、よくあるのです。例えばミーティングのアジェンダで日本語で「フリーディスカッション」と書かれるようなトピックってありませんか?より日本語的な表現をするのであれば「自由に議論してください」ということなのでしょうが、ここをそのまま英語で"Free Discussion"なんて表現していませんか?(私は口癖的に使ってしまうことがあります)"Free Discussion/Convesation"というと<Free=無料>という語感に引っ張られてしまい、英語ネイティブには意図が通じない場合があります。こういった際に、<Freewheeling Discussion>という表現をすれば、無用な誤解を招かないわけですね。

 

読者の皆さんも、ぜひ日常会話の中に取り入れていただければと思います。