ワインエキスパートとは
敵を知り己を知れば百戦殆うからず。
というわけで、まずはワインエキスパートとはなにかということを、自分の備忘録も含めてまとめておこうと思います。まずこの資格の認定機関であるJ.S.A. (一般社団法人 日本ソムリエ協会 | Japan Sommelier Association)の定義をさらってみると:
つまり、私のようなワイン道楽が挑戦できる資格ということですね。2020年1月1日時点での累計資格保有者が17,112名、うち女性が10,027人 (59%)ということで、ソムリエの保有者(33,589人)に比べると総数としては少ないものの、試験の歴史がソムリエの方が古いこともあり、十分にワインに関するメジャーな資格ということができそうです。
J.S.A.は名前の通り、ワインのプロフェッショナルである「ソムリエ」を認定する機関です。そのJ.S.A.の提供する資格試験ということだけあって、試験の募集要項も一緒、テスト形式/内容もほぼ同じということで、難易度はそこそこ難しいようです。実際、J.S.A.が公表している2013年〜2019年の平均合格率は37.8%。基本的に趣味の延長の資格、かつ試験にかかるコストもそこそこあることを想定すると「記念受験」の方は多くないのでしょうから、やはり狭き門ということでしょう。うーん、これから独学で本当に合格できるのだろうか、心配になってきた。。。
実際の試験はどんな感じになっているのでしょうか?ワンエキスパートの場合、試験は一次試験(CBT方式 - コンピュータ方式)と二次試験 (テイスティング)の二段構えです。ソムリエの方も同様の二次試験に合格された方が、さらに三次試験(サービス実技ならびに論述)に合格することで資格認定されます。一次試験では世界中のワインが幅広く知識としてテストされるとのこと。じつは、これが私がワインエキスパートを取得しようと思い立った一つの理由でもあります。私はオーストラリアやカリフォルニアに住んでいたこともあり、新世界系のワインに触れることが多いのですが、やはりヨーロッパのものもしっかりと理解したい。ワインって不思議なもので、知識が増えるとより「美味しく」飲めるもの。たとえば、ドイツ旅行に行った際に現地の友人から紹介してもらったフランケンワイン(たとえば↓みたいなの)。日本では普段は見かけることはないけれど、実に味わい深いものでした。知らないものを知る経験は人生を豊かにしてくれる!
それにしても、二次試験対策、どこまで独力で出来るかは、正直不安です。知識と実技、両方いっしょに向上させねば!
それでは。